前回、自分の描いた絵に値段をつけるという記事を書きましたが、
どうも希望の内容を新たに絵の作品としてオーダーしたいということらしい。
ちょっと面倒くさいと思いましたが(ごめんなさい正直な気持ち)まだプロへの進行形な立場として、色々なご依頼にこたえていって、経験を積んでいかなければと思いたら、お話をいただいた方から「自分でメールして進めて。」と言うことでクライアントに直接メールをすることになりました。
早速メールをした内容としては、
希望している絵の内容。
作品サイズ。
受け取り期日の希望。
一応受けるつもりでメールをしました。
内容によっては私の力量では無理なものもありますので、そのへんがまず知りたかった。
内容的には、私が知り合いに描いた作品を見て、そのタッチである人物を描いてほしいとのこと。
一瞬それは町の似顔絵描きの仕事じゃないのかー、なんて思いましたが、知り合いに描いた作品は似顔絵描きのようなものではないので、きちんとした作品として描いてほしいとのことでした。
メールのやり取りの中で、最初に私からお伝えしたことは、一番面倒くさいことですが今回の記事のテーマのお金のことでした。
作品の話しをあまり詰める前に、お金の事を話しておかないと不親切だと思いました。
お伝えするにあたって、私の気持ちも付け加えて、メールしました。
ご存知のように現在は美容師の仕事のほうが断然多いのですが、美容師が画家として絵を描いていると、なかなか作品のみいだしていただける方が多くはありません。
私に絵が欲しいという方といざあって、金額のお話になると10人のうち9人は断ってきます。
それでも私はいいのです。
自分の作品の価値をわかっていただける方にだけお譲りしたいので。
そういった内容の文章も付け加えました。
すると翌日お返事をいただいて、
「washioiさんの心意気はしっかり感じ取ることが出来ました。余計にお願いしたいという気持ちになりました。金額のことは全く気にしないで描いてください。」と
とても嬉しかったです。
金額云々より私の気持ちをしっかり受け止めていただいたことに感動しました。
美容師としての仕事では、例えば1時間足らずのカットをお願いされて、5.000円いただいたり、2時間余りのパーマやカラーの施術をいただいて10.000円から20.000円もいただいているのに「高いから」と断られたり、もうご来店いただけなくなるようなことは無いし。中には年間で300.000円くらいお支払いいただき、20年以上もご来店くださる方もいます。
お金と言うのは本当に不思議なものだなと改めて感じたとともに、画家として生きていく困難さを改めて感じました。
これから依頼してくれた方と話詩を詰めて、さっそく作成を開始したいと思います。
その過程もこのブログでお知らせしていきたいと思います。
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